kazenotanino-olのブログ

オフィスで出張先でと全力なOLに突き刺さったモノやコトをもれなく記録して次世代のOLにバトンを…!

三十路は「君の名は希望」MVで泣いちゃう②

そして2013年…乃木坂46は、5thシングルを発表するのですが、それが後々、名曲のひとつとして語られる「君の名は希望」というわけです。

 

今でこそ、「ピアノイントロの曲は神。」みたいなのがありますが、当時は本当に新鮮。優しい音色が素敵な入りです。しかし、ただ綺麗なピアノ曲ではなくて、パーカッションというか、心地よいビートを刻んでいるようなテンポがいいのですね。冒頭から刻まれる四つ打ちが心地よい…ところどころ響かせるエレキの音もまたよい。一番、二番ともに曲の展開とともに音の数が増えていき盛り上がっていきます。歌詞を聴き込むのもよいですが、音だけでも楽しめます。ドラムのリズムがまるで主人公の足音のように思えて、この曲のドラマ性を盛り立ててくれるところもとても好きです。

 

なにかの番組かで、林修先生がこの曲の歌詞を解説するというものがありました。「君の名は希望」の歌詞の好きなところは、個人的な見解ではありますが、具体的な名称が登場しないところ。カタカナで気になるのは「ボール」、しかしかこれはいくらでも解釈ができるキーワード的な存在ではないでしょうか。

他の曲では具体的な地名やお店、人物名、それから「チラ見」とかのちょっとした俗語というか、そういった言葉が盛り込まれた歌詞というわけですが、「君の名は希望」は、シンプルに「君」と「僕」の世界を歌うもので、それは子供も大人も、老いも若いもどこかに通ずる曲だと思うのです。ゆえに、三十路(当時二十代半ばだったと思います)のOLにも突き刺さったわけです。特に、みなみちゃんや生田さんの、あどけなく澄んだ歌声が突き刺さってしょうがなかったです。

 

そして見てるだけで泣けてきちゃうMV、Dance&Lip.ver。歌衣装、制服、セット、照明、どれもマッチしていて目が離せなくなるのです。冒頭、暗いセットのなか鏡と彼女たちだけがゆるやかに踊る部分。なんと絵になることでしょう。紫色のブラウスがみんな良く似合う。「制服のマネキン」と同じように、幼いフロント三人の後ろに美しいお姉様が控えている…!

この衣装は、スカートと靴下、靴のコーディネートも可愛くて好きなのですが、同じくらいネイビーの制服も可愛い。ネクタイ、リボンと、メンバーごとにちょっと違うデザインなのもいいし、このかっちりしたワンピース制服を真面目そうな黒髪ショートカットの生駒ちゃんから茶髪巻き髪のまいやんまでがお揃いで着ちゃってるところも愛おしい(制服なんだからそりゃお揃いなんですが…)

ここでやっぱり生駒ちゃんが絵になるわけで、

彼女の主人公っぽさ、フォトジェニックなところ、中性的な美と危うさ…みんな推しメンは色々あると思うのですが(私は当時、深川さんのファンでした)生駒ちゃんの主人公感たるや、特別な何かを感じずにはいられなかったのです。

 

そんなわけで、音も歌詞も優れている曲に美しい彼女たちの清廉で慈愛に満ちたような優しい表情のコンボで、仕事に疲れたOLは涙してしまうのでした…

なお、このシングルのCDジャケットも可愛くて大好きなのです…どれも可愛い…