kazenotanino-olのブログ

オフィスで出張先でと全力なOLに突き刺さったモノやコトをもれなく記録して次世代のOLにバトンを…!

自分をだましだまし頑張らせ続けた結果目が回った話①

職場では万年ルーキーとして過ごし続けはや十年近くが経とうとしています。少ない人数の部署なので、後輩も入ってきません。異動があったとしても、他部署の先輩が入ってくるばかりで、後輩とか新入社員とか完全に都市伝説状態です。

かつては「理不尽なことが起きても、自分に少しでも非があるから駄目なんだ、もっとしっかりしなきゃ、頑張りが足りないんだ」と自分に言い聞かせて、文字通り前向きにポジティブに頑張っていたのですが、最近ようやく気がつきましたよ…

色々あって強烈なめまいに襲われたお話をさせていただくとともに、ついつい抱え込み耐え抜いてしまう全OLのみなさまの心の重荷が少しでも軽くなれば幸いです…

 

まず、自分をだましだまし頑張らせ続けた結果、自分を見失ってしまうというか、何が本当かわからなくなるのですよ…!

何が好き、何したい、何は嫌だ、何を大切にしてる…とかが、全然わからなくて、聞かれても答えられなくなります(孤独のグルメは好きでーす、とか、そういうのは張り切って答えられるので私はまだ元気な方だと思いますが…)

自分をだましだまし頑張らせる、何かに耐え続ける、怒ってはいけない…みたいな環境に、慣れてしまうと、呪いみたいなもんで、そういうのがまとわりついて離れないので、新しいことを始める気力もなく、おでかけとかイベントとかなにそれおいしいの?状態。とにかく日々を耐え抜くべく、眠りの時間ばかりを欲するようになりました。

 

遡れば、入社三年目くらいまでは毎日が理不尽で暗黒すぎて、暗黒時代として記憶されていました…そこから諦め、耐え続けているうちに日々の仕事スキルも身につくとともに、危険回避能力も備わり、毎日を無難にやり過ごせるようになったわけです(が、辛いものは辛いもので、結局耐え続けていたように思います)

 

昨年、大きな仕事がひと段落しました。数年をまたぐ大きめの仕事で、私としては結構な労働量だったと思います。

無事仕事も終わり、みんなでよかったねと打ち上げしたり、平穏に時が過ぎたある日、あれは突然やってきました…

正確には、一応前触れみたいなものがあって、土曜日の朝、軽くめまいがありました。朝起きてお手洗いに行くと、目が回るのです。ただ、そのときはそれをめまいだとは認識してなくて、単に「疲れたときになるやつ?たまにあるよね〜」くらいにしか思ってませんでした。お手洗いから戻ってまた布団に横になる→うたた寝して、めまいが収まる、みたいな感じでした。

その日は昼過ぎに近所の婦人科に行く予定がありました。体調を崩したとかでなく、月経困難症の治療で飲んでいる薬をもらうため、という理由でした(この薬で私は結構快適です。別件すぎますが…)

王様の◯ランチを見ながら準備をするのですが、どうにも体がだるい…今日は病院行かないで来週にしようかな、とも思うのですが、来週は予定が詰まっていて、行くなら今日しかない、と悩むわけで、結局、無理して行くことにしました。

その婦人科は予約なしで先着順なので、午前の内科の部が終わる頃に、午後の部に向けて列ができます。わたしは多分10人目くらいで列につき、そこから受付まで、静かなエレベーターホールの椅子に座って1時間近く待ちました。だんだん体がだるくなって、気分も悪くなってくるのですが、ようやく受付が始まって、院内の待合室に座ることができました。でも、そこから診察まではだいたい1時間くらいかかるのです。座って30分、朝と同じように目が回りだしました。ぐるぐるバットとかでやたら回ったあとみたいな感じです。目を閉じてもやり過ごせない回転感と気持ちの悪さ…実は私、小3くらいのときに風邪で嘔吐して以来、嘔吐が怖すぎて嘔吐したことがなく、いわゆる嘔吐のセカンド◯ージン(表現が雑かつ品がなく申し訳ございません…)みたいなもので、絶対に吐くまいと心に決めていたので、嘔吐感はあまりありませんでしたが、胸のムカムカはありました。

そうこうしているうちに、名前が呼ばれました。診察まであと4〜5人くらいのときに呼ばれるシステムなのですが、呼ばれて立ち歩こうとしたら、まっすぐ歩けないのです!

今まで、倒れたりフラついたりしたことごなかったのに、こんなにあっさりとフラフラになり、壁にぶつかるとは思いもしませんでした。

 

さすがにおかしいと思ったのか、看護師さんが簡単に問診してくれて、特別に少し早めに診察してもらえるように段取ってくれました。看護師さんには、朝方軽く目が回ったけど、別件で診察して欲しくて来たから大丈夫っす!みたいなことを答えたと思うのですが、たぶん目に見えて眼球?が横に揺れ動いてたのでしょうね笑

そんなこんなですぐに診察室に通されて、先生も登場。いつもは診察室に入って10分くらい待つのですが、あまりの展開の速さが私の病状を物語っているようでした。

 

先生は簡単な問診や、背中と胸に聴診器をあてて様子を診てくれたあと、私の目を診察…したかと思うと、「ががが眼振だ〜」と(本当に文字通りのドモリっぷりでした、いつもはお茶目な先生なんですがまじでびびっていらしたようです)思わず後ずさるのですが、私は気分の悪さがピークに。目が回るし体を動かすと気持ち悪いし、体から力が抜けるような感じがして、そして急に体も熱くなってきてしまいました(びびる先生の横で、さっきの看護師さんがテキパキと注射打ちましょう、許可願います!みたいなやり取りしてたのは覚えてます)

暑いっすとかなんとか、息も絶え絶えに訴える私。椅子に座ってられなくて、両手を横に伸ばして左右にある診察台に手を置いてないと椅子から落っこちそうな状態でした(ヘルプ的な役割で来てくれた看護師さんが、うわ顔色ヤバ、と呟いていたのはよく覚えてます笑)

ここで注射の準備を整えた看護師さん登場。健康診断の採血では常に血管が見つかりづらく何度も針を刺されるのですが、今回はやたらとスムーズに針in!薬液みたいなのが多めなのか、採血のときよりもだいぶ立派な注射で、看護師さんがゆっくりゆっくり薬液的なものを注射してくれていて、徐々にさっきまでの気持ち悪さ、意識が朦朧とする感じ、体の熱さが引いてきました。大量に汗をかいていたので、看護師さんがティッシュをくれました(膝を置いていた台も、実は自分の汗で水たまりみたいなのができてて軽く引きました笑)

 

注射直前は意識が朦朧としていましたが、数分間の注射で少し楽になり、看護師さんと二言三言交わして、どうやら私はしばらく様子見のため車椅子で別室に移されることになりました。

齢30にして、車椅子デビューを果たしたわけですが、その②に続かせていただきます…